相州だるまの部屋



相州だるまとは


相州神輿が数多く分布している神奈川県中南部(旧相模国大住郡、淘陵郡、高座郡)。
この地域には一定の共通する民俗がありますが、その一つに「相州だるま」があげられます。
当地域に住んでいる方なら、「だるま」=「相州だるま」と自然に認識しているケースが多いですが、
実は県内でも横浜方面に行くと「越谷だるま(武州だるま)」や「高崎だるま(上州だるま)」の認知度が高くなります
(そもそも横浜以東は旧鎌倉郡域を除いては旧武蔵国なので別の国ですが…)。
では「相州だるま」とは一体どのようなだるまなのでしょうか。「相州だるま」は「多摩だるま(東京だるま)」を
ルーツとし、明治32年(1899年)頃から作られはじめ120年以上の歴史があり、昭和20〜30年代の最盛期に
は平塚市5軒、厚木市4軒、小田原市1軒、二宮町1軒、相模原市1軒と10軒以上で製造されていたと言われています。
現在では当初に製造が始まった平塚市の大野地区の3軒のみで製造されおり、「かながわの名産100選」
「湘南ひらつか名産品」にも選定されています。相州神輿と同様に、当地域に残る貴重な民俗文化として
改めてスポットライトを当てたいと思います。皆様も年末年始には「相州だるま」をお求めいただき、
神棚はもちろん、お部屋のインテリアとしても開運招福の相州だるまを飾ってみてはいかがでしょうか


相州だるまの特徴

歳の市

どんど焼き



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