10月9日、二宮川匂神社例大祭

相模之国二ノ宮、延喜式内社で二宮町の総鎮守、川匂神社の例大祭を見に行ってきました
今年は神輿が八十数年ぶりに修理されたとのことで、生憎の天候の中かなりのカメラマンが集まっていました


鳥居から茅葺の門を覗いた様子。普段と違うのは二宮町の各神輿会の高張提灯が並ぶこと以外には特にありません



二宮町西山輿屋にて修復された川匂神社神輿。梨地塗りの屋根、色彩の施された桝組と彫刻が特徴的です
近隣の神輿で色彩が施されるのは当社と平塚真土神社神輿などわずかですが、非常に豪華な雰囲気をかもしだしています
 


こちらは先導する二宮飛龍会の神輿。神輿自体は大磯松龍会の神輿です



境内には各二宮神輿会の提灯が並びます。当社の宮神輿は二宮の神輿会の半纏を着ていなければ担げません



鳶による木遣が入れられた後、一本締めてお立ちとなります
 


先導神輿、宮神輿と宮出していきます。昭和50年代は飾り綱を用い、江戸前スタイルでも担がれた時期もあったようですが
現在は白捩りで二点棒で担ぐどっこい担ぎとなっています
 


石段を降りていきますが、ここではヨイトではなく、肩からはずさず箪笥を鳴らしながらゆっくり降ろしていきます



緑の多く残る参道を進んでいきます。徐々に雨足が強くなってきました
 


一旦神輿をトラックに乗せ一本締めます。この後神輿は各町内神酒所にて担がれ、二宮全域を渡御します



釜野での渡御の様子です。二宮は元町、通り三町(上町、中町、下町)、中里、一色、道場、
山西四町(越地、梅沢、茶屋町、釜野)からなり、それぞれ神酒所近辺でトラックから降ろされ担がれ
夕刻に梅沢海岸にて浜降を行い、そこから宮付まで担がれます
 




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