4月29日、中井五所八幡宮例大祭

中井町中村郷に鎮守する五所八幡宮例大祭を見に行ってきました
このお祭りは神奈川祭り50選にも選ばれています


中井町久所に鎮座する五所八幡宮。五所の宮の由来は、一に大分宇佐神宮、二に京都岩清水八幡宮、 三に鎌倉鶴岡八幡宮、四に大阪壷井八幡宮、五に当社とすることにあるとのこと
 


参道前の広場には各町内の山車が並び「五所宮囃子」が奏でられています
左上から時計回りに藤沢、宮本、大久保、半分型の各山車です
 
 


御旅所である境外社有地馬場は、既に部落廻りを終えた二基の神輿が山車を待ちます
赤捩の神輿は近隣四社のうちの一社、赤田八幡の神輿との伝承が残っています
 


山車が順番に馬場にやってきます。山車は神輿の周りを一周します
 



ここの山車には舵がない為、梃子をかまして方向転換します。山車は砂埃を上げながら進んでいきます
 


四基の山車すべてが馬場に揃いました。なかなかの壮観です



この後神事が行われ、その合間に相模ではここ五所の宮と5月5日に国府祭が行われる大磯六所神社のみに伝わる
「鷺の舞」が行われます。「鷺の舞」は三部に分かれ、それぞれ「鷺」「竜」「獅子」の舞となっています
  


神事の後、神輿は川下りにむかって担ぎ出されます。白捩の神輿は「どっこい」、赤捩の神輿は「わっしょい」の掛け声で担がれます
馬場にて暴れまわり差した後、トラックに乗せられて川下りに向かっていきます
  


神事の後には五穀豊穣を願うもち米を蒸したものが配られました
 


馬場から神輿が去った後、山車の花飾りと屋根がはずされ、神輿を迎えに中村川沿いに並びます
 


旭橋の上にて神輿を待ちます。祭りのハイライトだけあってものすごい見物客なのでかれこれ1時間ほど
場所取りをしていましたが、須賀神輿会のお兄さんと暫し神輿談義をしていたのであっという間に神輿がやってみました
それぞれ「どっこい」「わっしょい」の掛け声で河原を暴れまくります。若干白神輿の方が威勢が良かったですが
威勢が良すぎたのかちょっとバテ気味(?)で赤神輿の方がしっかり担がれていました(笑)
 


午後8時過ぎ、いよいよ宮入です。神輿は普通に登るにも一苦労の階段を上ってきました
観客からも思わず「頑張れ!」と声が出てしまいます
 


社殿の裏を周って宮付です。それぞれ御霊抜きの儀式が行われています
 


同時に旭橋上では四基の山車がそれぞれの部落に帰る「山車の曳き別れ」が行われていました
「祭りの後」の物悲しさが感じられる風情ある姿です。このような民俗的なお祭りがいつまでも続くと良いですね





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