5月4日、小田原松原神社例大祭

5月3日に小田原城で行われる北條五代祭り。このパレードで旧小田原府内の神社神輿(松原、山王、大稲荷、居神)四基と
下府中連合(鴨宮地区の神明、加茂、浅間神社)の神輿一基の計五基がまち衆隊として参加します
しかし、府内四社の例大祭は翌4日となっており、旧小田原総町鎮守の松原神社の例大祭に氏子町内の一丁田さんとして参加してきました


現在の小田原は栄町、本町、浜町などの住居表示になっていますが、以前は街区毎に第○区というように区分けされていました
そしてその区毎にも地名があり、現在その地名が残るよう、町のあちこちにこのような旧町名が刻まれた石碑が置かれています



こちらが今回お邪魔した20区‐1、一丁田の神輿。右は子供神輿。どっこい神輿に比べるとサイズ的に迫力に欠け子供神輿のようですが
あくまで町内神輿なのでそこは御愛嬌。むしろ小さな街区毎でそれぞれ神輿を持っていることはうらやましく、湘南地域ではあまり考えられません
 


神輿はご祝儀を戴いたお宅に差していきます。小田原で差すというのは神輿を高く掲げることではなく(そういう差すも行いますが)
木遣唄の後、一気に走り出すことも差すと言います(「跳ぶ」「つっかける」とも言うそうです)。画像は8区、臺宿町が差している様子です



隣町内20区‐2、青物町さんの祭典事務所へ差しているところ。担ぎながらの撮影です
右は山車も保有する22区、宮之前さんの祭典事務所に差しているところ
 


町内渡御を終え、事務所で休憩していると子供神輿が戻ってきました。子供もしっかり木遣を入れ、小田原流での渡御です
また、先程訪問した宮之前さんの神輿が、今度は一丁田の事務所にやってきました
 


神社神輿の渡御は東京下町のように町内渡しによって行われます。神社神輿が来ると言うので、
町内渡しのスタート地点である臺宿町の事務所へやって来ました。一丁田は青物町、臺宿町との三町内合同で担ぎます



神輿先導の行列がやってきました。鳶の花笠隊も湘南地域では見られませんね
  


宮神輿です。担ぎ手は12区御幸町、19区唐人町合同です
どっこいで言うところの芯出役が木遣唄をいれ、提灯の待つ数メートル先まで一気に駆け抜けます
  


白木造りの立派な神輿。サイズ的にはどっこい神輿より一回りから一回り半ほど大きめです。重さもずっしりときます



臺宿町祭典事務所よりいよいよ渡御開始。まずは前棒臺宿町、横及び後を一丁田と青物町でかつぎます



木遣唄がいれられます。提灯、ちょっと先過ぎじゃないですか?一気に駆け抜けます
また、木遣を入れず「オーリャ」「オーリャ」と、野声という掛け声の後一気に駆け抜ける場合も
 


一丁田の祭典事務所にて祝詞奏上。ここから一丁田が前棒です。私は右添え棒の華を取らせて戴いちゃいました



最後は青物町を前棒に。交差点を走りながら右に回っていきます。この後神輿は次の町内に渡されていきます
 


宮神輿の町内渡しが終わっても、祭りはまだまだ続きます。画像は大漁旗をたなびかせる古新宿龍宮神輿



お世話になったお宅で休んでいると、21区大手前、9区白菊、20区-2青物町の神輿が差しにやってきました
参加させていただいた一丁田の皆さん、貴重な体験をさせていただきありがとうございました
  




祭時紀に戻る
inserted by FC2 system