8月6日、ひらつか囃子太鼓フェスティバル

9月4日まで行われている平塚市博物館特別展示「平塚のお祭り−その伝統と創造−」
その特別行事の一環で平塚各地の囃子太鼓8団体による競演が行われるというので見に行ってきました


順番に各団体が披露していきます。まずは城所貴船神社太鼓保存会。現在は神楽調となっていますが
かつては境内に櫓を組み六カラ(一カラは大太鼓1、締太鼓2)にて競り合いをしていたとか
 


次は馬入祇園囃子保存会。市内で唯一、京都祇園囃子の流れを組むとされ三味線が組み入れられているのが特徴です
お囃子の前には木遣が入れられます
 


入野八坂神社太鼓保存会。組曲「間物」を奏でられるのは精鋭だけです
市内でもかつては「太鼓は田村か入野か」と言われたほどで、神輿の渡御は途絶えていますが太鼓はしっかり残っています



前鳥神社囃子太鼓保存会。昭和61年1月に平塚市重要無形文化財に指定
真ん中には神輿でもお馴染みの○山さんの姿も。平塚では太鼓も叩ける担ぎ手が多いのも特徴です
里神楽で天狗や狐、岡目や火男(ヒョットコ)の踊りも加わります
  


一旦、各団体一斉の叩き合いが行われます。やはり現在でも「喧嘩太鼓」で有名な豊田と中原の競り合いは見物!
いつもはあまり「競り合」わない他地域も影響され自然に力が入ります
  
 
 


館内に涼みに行くと、今月より展示されている半纏が。中には以前の須賀の半纏や現在は渡御を行っていない、
浜嶽神社神輿保存会の半纏、今年新調した入野八坂神社の半纏もあります
館内の展示の様子は先日のレポ(下記URL)参照下さい
http://www6.ocn.ne.jp/~hirakyuu/repo/repo05/tenji.html
また、館内には今回の展示をまとめた刊行物が1,000円で売られております。この内容で1,000円はかなりお買い得です
もしよろしければ、市内、市外問わず皆さん入手することをお薦めします(注:博物館の回し者ではございません 笑)
 


さあ、後半は締めている太鼓団体が続きます。まずは中原日枝神社氏子中、上宿太鼓保存会
相変わらず締まってますね。今日一番鳴っていましたよ



太鼓が最も盛んな地区、豊田は本宿自治会「雅組」。豊田囃子を元に各地の曲、踊りをアレンジして組み入れ
オリジナルの新しい祭り囃子です。しかしやはり豊田、太鼓はしっかり締まっています



同じく豊田は西町太鼓連。豊田で鳴ると言えば「西町、平等寺、豊中」というほどです



とりを飾るは田村ばやし保存会。昭和51年に平塚市重要無形文化財に指定され、大神、宮山、一之宮へ
太鼓を広げ、江戸葛西の流れを正式に伝えています(中原、豊田も元々は葛西囃子が喧嘩囃子へと崩れたもの。
小田原も江戸葛西囃子の流れが残っている)



全団体終了後、博物館からのご好意でもう一度叩き合いの時間がいただけました
揃いの半纏の入野のなおちょさんたちも、中原、豊田に負けんと頑張ります
暑い中叩き手の皆さん、各団体の皆さん大変お疲れ様でした
 




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