8月15日、平塚八幡宮例大祭

国府祭に相模国第五社目の神社として参加し、新宿、八幡、馬入の総鎮守である
平塚八幡宮のの例大祭にお邪魔してきました


文久三年制作と伝わる平塚八幡宮神輿。輪宝紋、紅白捩りに緋紺の飾り綱、社紋を模った葺き返しが特徴的です



三地区合同祭礼ですが、各地区輪番となっており、今年は国府祭が八幡、例大祭が新宿、間の番が馬入だそうです
八幡八坂神輿会さんも精鋭が参加していました



指名された8名に担がれた神明造りの御霊神輿が先に出輿し、続けて宮神輿も宮立となります
 


青銅鳥居、太鼓橋、一の鳥居と参道を進んでいきます。その後両神輿はトラックに乗せられ浜降祭敢行の為袖ヶ浜海岸に向かいます
なお、龍城ヶ丘、袖ヶ浜は八幡宮の氏子で、虹ヶ浜以西は本宿春日神社及び浜嶽神社、高浜台以東は須賀三嶋神社の氏子地区となっているそうです
  


禊神事(浜降祭)と祝詞奏上の様子。台風接近の為波は荒く、また少し雨が降ったため虹が出ていました
神輿保存会解散以前は大神輿にて浜降祭を行っていたとのことです。なお、海岸を氏子地域に持つ他の先出三社も
浜降祭を行っていました(現在春日神社、浜嶽神社もと神輿渡御中止。大神輿での浜降祭は須賀のみ)
  


一足お先に神社へ戻って小休憩。国道に面したところには提灯が並び、参道脇では居囃子が奏でられていました
かつては大門地区等で山車を保有し、現在でも駐車場脇の山車倉に保管されています
車中にて居眠りしている間に御霊神輿の宮付と神社庁(鶴岡八幡宮)からの献幣遣の様子は見過ごしてしまいました
 


八幡、馬入地区をトラック渡御した神輿は新宿へと引き渡され、ここからは所々肩渡御が行われます
まずは宝町地区にて。ここは平塚八幡宮末社、山神社の祭礼でも神輿渡御が行われるところです
 


続きまして明石町にて。新宿公園にて昼食休憩となりました。ここから新宿西地区へと進みます



トラックで各地区を渡御する神輿を先回りし二十四軒町へ。子供神輿に台輪を追加した町内神輿が青年に担がれやって来ました
二十四軒町は現在の住所では平塚で本宿の氏子ですが、実は飛び地で新宿の氏子だそうです。これは近世の宿場制度の導入に伴い
本陣経営のための名残であり、逆に見附町には十八軒町という本宿の飛び地が存在しているとのことです
(右の画像は各神社の氏子地区を塗った地図(昨年の博物館特別展示より)で、黄色が新宿、緑が本宿の氏子地区です)
 


二十四軒町では肩渡御が中止されていた頃にも必ず担がれていたとのこと。記念撮影の後、旧国道(東海道)を進みます
 


見附町公民館前からは神幸行列が進みます。氏子役員は花笠を被り、田村囃子が奏でられ、子供達が舞を奉納し神事が行われます
  


神幸行列が始まりました。先導は八幡囃子と見附町の山車。見附町では本宿西仲町と豊田平等寺の方々が参加されており
私もヒトッパチ(一バチ)叩かせていただきました。宮司さんは鎌倉の人力車に乗って行列を進みます
 


東海道より大門通りに入り宮入まで再び担がれます。華棒には若宮会会長と八幡八坂神輿会さん。かつては若宮の神輿と二基で渡御されたことも
 


国道一号線を渡りいよいよ宮入です。一の鳥居、青銅鳥居と参道を進んでいきます
 


社殿前にて甚句が入れられ無事宮付となりました。その後御霊抜き神事のため白い布で神輿が覆われます
若宮会さん始め新宿、八幡、馬入のみなさん、たいへんおめでとうございました。またお邪魔させていただきありがとうございました
 




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