4月22日、三ノ宮比々多神社例大祭

相模国三之宮、比々多神社の例大祭を見に行ってきました


先日レポした大磯高麗寺祭、相模国府祭、平塚眞田神社例大祭と並び、かつては農具市として賑った名残として
境内には植木市が開かれていました。当社の祭礼もまた、農業、特に稲作とは大いに関わりの深いものだったとのことです



神奈川の祭50選に選ばれているだけあって、境内は多くのアマチュアカメラマンと見物客で溢れています
宮出風景。当社の渡御では一本締でスタートするのではなく、必ず一礼のあと手ぬぐいを頭上にかざして始まります



社殿から出輿時に一旦鳳凰を外しますが、すぐに乗せられ渡御開始です。これが本当の暴れ神輿
観客がいようがなんであろうが、とにかく境内を暴れまわります
  


神社西側の道を進み、栗原地区へと向かっていきます。道が広くなると、神輿は所狭しと暴れまわります
 


猿田彦や高張提灯、幟、神主といった行列が神輿を先導します。途中の塚状の場所を必ず通ります
(宮入時にも必ず通ります。注連縄が張られており、なにか神聖な場所のような感じでした)
 


何箇所かで休憩を入れながら三ノ宮地区を進んでいきます。二宮にて作成された神輿
一本木造りの蕨手、菊と桐の屋根紋、藁を編んだ赤い捩り等が独特ですね
 


東名高速道路をくぐり、神輿は神戸地区へと進んでいきます。どっこい神輿と同様、やはりガード下では声が響き
渡御が大いに盛り上がります。神輿は何度も壁にぶつかりそうになるほど暴れていました



神戸の渡し場所では青年達が神輿を待ち構えます。そして神輿が来ると「わっしょいわっしょい」の
掛声で、小走りに神輿を迎えにいきます。ここからは神戸の青年によって担がれます
 


山車はバックして神輿を追います。つまり締太鼓を前に、本当の山車の様に進んでいく訳です



神戸地区の青年によっても神輿は暴れて担がれます。途中塀や垣根に突っ込んでいました



某宅前にて式典が行われ神輿は駐輿します。以前の神輿のときには某宅にてひっくり返していたとか



再び三ノ宮の青年に神輿は渡り、山車を従えて宮入を目指します
 


いよいよ宮入です。今回は暴れずに鳳凰をはずし、さらっと宮付となりました
  


神輿に続き山車も宮入して来ました。三ノ宮には加藤清正、栗原には熊谷直実、神戸には先代萩之助仁木弾正の
歌舞伎人形が乗せられています。暫らくの間屋台囃子の叩き合いを行います



その後、神社より各青年にチマキの入った俵が渡され、境内でチマキ(餅?)が撒かれました
 




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