4月15日、高来神社春祭前の境内の様子

山神輿で有名な大磯高来神社の春祭。今年は平日に行われ見に行けない為
2日前ですが境内の様子を見に行ってきました。神仏習合の時代、千手観音の祭であった高麗寺も神社も
同日に行われていましたが(現御船祭)、神仏分離令の影響で高麗寺の祭を春としました
かつては高麗寺祭(もしくは高麗寺市、ともに「コウライジマチ」と読む)は、三ノ宮比々多神社例大祭
平塚眞田神社例大祭と並び、相模国3大市と呼ばれて大正時代初め頃までは農具市として賑っていました
現在は他の2市同様、植木市としてその名残を留めています


氏子地区内にはあちこちにポスターが貼られていました。まさに「勇壮」な山神輿です



大磯地区(旧高麗村)の総鎮守、高来神社社殿。瓦葺き屋根の社殿は最近では珍しくなりました。ん、右脇には?



山神輿が置かれていました。明治27年(1894年)、高麗村中の協力で造られた神輿
転倒しても壊れないよう欅(ケヤキ)が使われ頑丈で簡素なつくりとなっています。重さは約250sとのこと
 


こちらは神輿堂。夏祭で姿を現す宮神輿、高麗地区神輿、山神輿の三基が納められています。かつては茅葺屋根だったとか



高麗山登山口にある案内板。17日に急な男坂を引揚げ、19日に緩やかな女坂を担いで降りてきます
山神輿行事は寛永年(1644年)より始まったと伝えられ、市で賑った下宮の喧騒、穢れを避けるため
御霊を上宮に移す為に行うとされています。平成元年(1989年)に大磯町無形文化財に指定されました
17日の午後6時から行われますので、是非みなさん一度は見に行ってみてください





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