5月5日、前鳥神社国府祭御霊迎え渡御

恒例、相模国府祭に出輿した御霊神輿を迎える神輿渡御に会で参加して来ました


文久元年(1861年)、大山の宮大工「明王太郎景元」によって制作された前鳥神社神輿
相模の名神輿とうたわれ、露盤宝珠、野筋の目貫龍彫刻、龍頭彫刻が垂木に施された和様三手先の桝組
尾垂木にはめられた龍彫刻、鳥居の小人彫刻など見るべき点は尽きません
  


台輪幅四尺三寸五分の大型神輿ですが、肩の高さを合わせた担ぎ方で早速鈴はバリンバリン!もちろん鳴り止みません
 


大神輿はあくまでお迎え役。青年によって担がれた神明造りの御霊神輿が国府祭の主役です
氏子の中から参加した白丁姿の青年達は担ぎに慣れていないようでなかなかつらそうです



お馴染、氏子青年会のSさん。ご覧のように見事な担ぎですが、かつては白丁の青年として御霊神輿を担いでいたとか



北向観音堂にて休憩後、宮入に向けて再び担ぎ出されます



国府祭、八坂神社例大祭、前鳥神社例大祭と宮入ルートはそれぞれ異なります
国府祭では裏参道を通りますが、その際、藁焚きが行われます。これは火渡りではなく、迎え火の役割とのこと
 


篝火に照らされ、赤鳥居をくぐり宮入です。当社の宮入では神社参拝の正式作法にのっとり鉢巻等の被り物をはずします



他社の宮入では人が多く、きれいに宮付が難しいですが、当社では鈴を鳴らしながらきれいに宮付となりました
最後は新青年会長の前鳥流締めにより無事渡御終了。「チャン チャン チャン チャチャチャンチャン チャン」
 


国府祭会場でも各社より分けられていた「ちまき」です。なかには餅が入っており、健康を祈り私もいただきました
Sさんご兄弟はじめ、前鳥神社氏子青年会のみなさん、大変おめでとうございました





'07祭時紀に戻る
inserted by FC2 system